Service connection で利用中の Service principal を Managed identity に移行する手順

本記事は Microsoft Azure Tech | Advent Calendar 2022 の 12 日目の記事です。 こんにちは、Japan Developer Support Core チームです🐈 今日は Azure Pipelines で利用する Service connection (Azure service connection) の Service principal を Managed identity に移行する手順をご紹介します。 Managed identity にはいくつかのメリットがありますが、 Azure Pipelines の観点における最大のメリットは有効期限の延長が不要であることではないでしょうか。Service principal はセキュリティの都合から最大 2 年間の有効期限があるため定期的なキーローテーションが必要となっており、有効期...

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.NET Framework 4.x のアップグレード及びダウングレード

こんにちは、Japan Developer Support Core チームの近澤です。.NET Framework 4 以降のバージョンでは、以前 .NET Framework の各バージョン同士の関係 でもご説明しております通り、インプレース更新されます。このインプレース更新によるシステムやアプリケーションへの影響や、万が一問題が発生した際のダウングレード方法について、複数のお客様よりよくお問い合わせいただく内容について下記にお纏めいたします。 インプレース更新とその影響について.NET Framework 4.x は、インプレース更新され、以前のバージョンが新しいバージョンで置き換えられる形となります。その際、以前のバージョンをアンインストールするなどの対応は不要です。また、複数の .NET Framework 4.x (4.6.2 と 4.8 など) の共存についてご質問いただくこ...

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Grant Items To User のタイムアウトについて

こんにちは、Japan Developer Support Core チームの近澤です。私たちのチームではゲーム開発向けのバックエンド プラットフォームである Azure PlayFab もサポートしています。今回は、PlayFab をご利用のお客様からよくお問い合わせいただく現象について、対処方法と合わせてご紹介します。 PlayFab にてプレイヤーにアイテムを付与する場合は、Grant Items To User API を使用してアイテムを付与しますが、呼び出し方によっては処理に時間がかかり、例えば CloudScript から呼び出した場合にタイムアウトしてしまうことがあります。 タイムアウトが発生する原因についてPlayFab のプレイヤー インベントリでは、高頻度で更新が要求された場合にパフォーマンスが大きく低下することがあります。これはデータベースの設計に起因するもので、...

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Azure DevOps Services の料金体系をおさらいしてみよう!

こんにちは、Japan Developer Support Core チームです🐶いつも Azure DevOps Services をご利用いただき、ありがとうございます。 Azure DevOps Services では、ほぼすべての機能を無料で始めることができますが、逆にどのようなときに課金が発生するのか、課金しなければならないシナリオとはどんなものがあるのか、お問い合わせいただくことがあります。そこで本記事では、Azure DevOps Services の料金体系についてご案内します。 Azure DevOps Services の始め方について Azure DevOps Services は、無料で開始することができます。開始方法は、Azure DevOps Services のサービス ページ から開始した場合と、 Azure Portal の [DevOps S...

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Visual Studio 2013 でサインイン画面が表示されない場合の対処方法について

こんにちは、Japan Developer Support Core チームの松井です。今回は Visual Studio 2013 でサインイン画面が表示されない場合の対処方法についてご案内します。 現象Visual Studio 2013 でサインイン画面の表示を試みた場合に、”問題が発生しました”、”オンライン サービスは使用できません。後でやり直してください。” のエラーが表示される。 原因Visual Studio のサインイン画面をはじめとする弊社の各 Web サイトやサービスでは、古い暗号化プロトコルである TLS 1.0 および TLS 1.1 の廃止が順次進められています。一方で Visual Studio 2013 は .NET Framework 4 の既定の暗号化プロトコルを使用しており、既定のシステム構成では TLS 1.0 が使用されます。そのため、Visua...

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Azure DevOps Services トラブルシューティング用のデータ採取について

こんにちは、Japan Developer Support Core チームです🗻いつも Azure DevOps Services をご利用いただき、ありがとうございます。 以前、Azure Pipelines のトラブルシューティング用のデータ採取についての記事を公開しました。皆様、お役立ていただけていますでしょうか? Azure Pipelines のトラブルシューティング用データ採取について | Japan Developer Support Core Team Blog さて、今回の記事では、Azure DevOps Services 全般で生じた問題におけるトラブルシューティング用のデータ採取方法についてご紹介していきます。 迅速な問題解決のためには… どのような操作を行ったのか どのようなエラー メッセージが表示されたのか どのようなネットワークの通信が発生したの...

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Azure Pipelines エージェントの IP について

こんにちは、Japan Developer Support Core チームです🐈 今日は Azure Pipelines で利用するエージェントの IP アドレスについて概要を解説しつつ、様々なシナリオを例にまとめていきます。この記事を読むことで、エージェントの IP アドレスに対しての知識が深まり、どういったシナリオのときに、どういったエージェントを使うことが適切なのかを知ることができます。Azure リソースと連携したシナリオもたくさん記載しましたので、ぜひ皆様のビジネスにご活用ください。 Azure Pipelines エージェントに求められるネットワーク通信初めに、Azure Pipelines エージェントに求められるネットワーク通信経路について、説明いたします!Azure DevOps Services は Azure クラウド ネットワーク上で提供される Microsof...

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Azure DevOps Services における弱い暗号化標準 (TLS 1.0 および TLS 1.1) の廃止について

こんにちは、Japan Developer Support Core チームの松井です。Azure DevOps Services における弱い暗号化標準 (TLS 1.0 および TLS 1.1) の廃止についてご案内いたします。 Deprecating weak cryptographic standards (TLS 1.0 and TLS 1.1) in Azure DevOps 上記のブログ記事でアナウンスされているとおり、2022 年 1 月 31 日に Azure DevOps Services において TLS 1.0 および TLS 1.1 の廃止が予定されています。これに伴い Azure DevOps Services は TLS 1.0 および TLS 1.1 の接続を受け付けなくなるため、クライアントは TLS 1.2 以上のバージョンを使用する必要があります。...

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Azure Pipelines のトラブルシューティング用データ採取について

こんにちは、Japan Developer Support Core チームです。 弊社テクニカル サポートへお問い合わせいただくお客様に、迅速に解決をさせていただくためにお役に立てるのではないかと思い、今回の記事の執筆に至っています。 Azure DevOps Services には Azure Pipelines という機能があります。Azure Pipelines を用いて、プロジェクトを自動的にビルド (CI : 継続的インテグレーション) したり、ビルドによって生成されたパッケージをデプロイ先へ自動的にリリース (CD : 継続的デプロイメント) するといった、CI/CD を実現することが可能です。 Azure Pipelines Azure Pipelines をご利用のお客様からは、この「Pipeline の実行が失敗する、エラーが発生する」といったお問い合わせをよくいた...

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マネージド ヒープの破損により発生する GC 中の .NET ランタイムの内部エラーについて

こんにちは、Japan Developer Support Core チームの松井です。今回は、マネージド ヒープが破損している状況下でガベージ コレクション (GC) が実行された場合に発生する .NET ランタイムの内部エラーについてご案内します。 マネージド ヒープは .NET ランタイムがオブジェクトの割り当てに使用するための仮想メモリ上のセグメントとそのデータ構造ですが、アプリケーションの不具合によりマネージド ヒープが破損する場合があります。マネージド ヒープの破損はランタイムの動作では回復できない問題です。そのため .NET ランタイムは処理が継続できなくなり、ランタイムの内部エラーや致命的な実行エンジン エラーを報告してプロセスの実行を終了させます。マネージド ヒープの破損は、ランタイムの内部エラーでお問い合わせをいただきアプリケーションをデバッグする中で見つかる原因として...

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