Azure Pipelines エージェントの IP について

こんにちは、Japan Developer Support Core チームです🐈 今日は Azure Pipelines で利用するエージェントの IP アドレスについて概要を解説しつつ、様々なシナリオを例にまとめていきます。この記事を読むことで、エージェントの IP アドレスに対しての知識が深まり、どういったシナリオのときに、どういったエージェントを使うことが適切なのかを知ることができます。Azure リソースと連携したシナリオもたくさん記載しましたので、ぜひ皆様のビジネスにご活用ください。 Azure Pipelines エージェントに求められるネットワーク通信初めに、Azure Pipelines エージェントに求められるネットワーク通信経路について、説明いたします!Azure DevOps Services は Azure クラウド ネットワーク上で提供される Microsof...

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Azure DevOps Services における弱い暗号化標準 (TLS 1.0 および TLS 1.1) の廃止について

こんにちは、Japan Developer Support Core チームの松井です。Azure DevOps Services における弱い暗号化標準 (TLS 1.0 および TLS 1.1) の廃止についてご案内いたします。 Deprecating weak cryptographic standards (TLS 1.0 and TLS 1.1) in Azure DevOps 上記のブログ記事でアナウンスされているとおり、2022 年 1 月 31 日に Azure DevOps Services において TLS 1.0 および TLS 1.1 の廃止が予定されています。これに伴い Azure DevOps Services は TLS 1.0 および TLS 1.1 の接続を受け付けなくなるため、クライアントは TLS 1.2 以上のバージョンを使用する必要があります。...

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Azure Pipelines のトラブルシューティング用データ採取について

こんにちは、Japan Developer Support Core チームです。 弊社テクニカル サポートへお問い合わせいただくお客様に、迅速に解決をさせていただくためにお役に立てるのではないかと思い、今回の記事の執筆に至っています。 Azure DevOps Services には Azure Pipelines という機能があります。Azure Pipelines を用いて、プロジェクトを自動的にビルド (CI : 継続的インテグレーション) したり、ビルドによって生成されたパッケージをデプロイ先へ自動的にリリース (CD : 継続的デプロイメント) するといった、CI/CD を実現することが可能です。 Azure Pipelines Azure Pipelines をご利用のお客様からは、この「Pipeline の実行が失敗する、エラーが発生する」といったお問い合わせをよくいただ...

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マネージド ヒープの破損により発生する GC 中の .NET ランタイムの内部エラーについて

こんにちは、Japan Developer Support Core チームの松井です。今回は、マネージド ヒープが破損している状況下でガベージ コレクション (GC) が実行された場合に発生する .NET ランタイムの内部エラーについてご案内します。 マネージド ヒープは .NET ランタイムがオブジェクトの割り当てに使用するための仮想メモリ上のセグメントとそのデータ構造ですが、アプリケーションの不具合によりマネージド ヒープが破損する場合があります。マネージド ヒープの破損はランタイムの動作では回復できない問題です。そのため .NET ランタイムは処理が継続できなくなり、ランタイムの内部エラーや致命的な実行エンジン エラーを報告してプロセスの実行を終了させます。マネージド ヒープの破損は、ランタイムの内部エラーでお問い合わせをいただきアプリケーションをデバッグする中で見つかる原因として...

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マネージド スレッドを TerminateThread した場合に発生する .NET ランタイムの内部エラーについて

こんにちは、Japan Developer Support Core チームの松井です。今回は、.NET アプリケーションでマネージド スレッドを TerminateThraed したときに発生する .NET ランタイムの内部エラーについてご案内します。 .NET ランタイムの内部エラーあるいは致命的な実行エンジン エラーは、.NET アプリケーションで発生するトラブルとしてよくお問い合わせをいただくものの一つです。このエラーは .NET ランタイムが処理を継続できないような状況を検出した場合に発生しますが、その原因は .NET ランタイム自身の問題だけでなくアプリケーションの問題である場合もあり、トラブルシュートが難しくなる傾向があります。本記事でご案内する内容は .NET ランタイムの内部エラーを引き起こす一例ですが、問題のあるコーディングの回避や検出、トラブルシュート時の参考になれば...

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Devcontainerを利用した自動環境構築

こんにちは、 Developer Support Core チーム インターン生の陳です。最近 Devcontainer について勉強し、本チームブログの執筆をテーマに実装したので、活用事例としてシェアしたいと思います。本日の目次は以下となります。 Devcontainer を使用した理由 Devcontainer の特徴 Devcontainer による環境構築方法 Devcontainer を使用した理由最初はメンターの木下さんから紹介していただき、すごく便利な機能だと感じ、活用に取り組み始めました。Devcontainer は Visual Studio の拡張的な機能で、編集しているファイルを事前に準備した Docker Container と同期することで、コンテナ内で実行結果を確認しながらの開発をスムーズに実現する機能です。本ブログでは Hexo というジェネレーターを利用...

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.NET アプリケーションで GC 中に発生する例外コード 0xc0000409 のエラーについて

こんにちは、Japan Developer Support Core チームの松井です。今回は、.NET アプリケーションでガベージ コレクション (GC) の実行中にランタイムが例外コード 0xc0000409 を通知してアプリケーションが異常終了する事象について、一般的な例をもとにエラーの発生経緯や調査方法についてご紹介します。 1. 0xC0000409 のエラー コードについて0xc0000409 は STATUS_STACK_BUFFER_OVERRUN のエラー コードで、一般的にはシステムやランタイムがスタック領域におけるバッファー オーバーランを検出した状況を示しています。このエラーが発生すると、イベント ログには Application Error のソースで ID 1000 のログが以下のような内容で記録されます。 障害が発生しているアプリケーション名: Consol...

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.NET Framework のプロファイル機能を利用する製品に起因する一般的な問題について

こんにちは、Japan Developer Support Core チームの松井です。今回は、.NET Framework のプロファイル機能を利用する製品に起因する一般的な問題についてご案内します。 .NET Framework のプロファイル機能.NET Framework では、.NET Framework 上で動作するアプリケーションの実行を監視するためのプログラム (プロファイラー) が利用するためのプロファイル API が提供されています。プロファイラーの開発者は、この API を利用してデバッグの支援や各種メトリクスの計測などの様々な機能をプロファイラー DLL として実装します。プロファイル機能を有効にしてプロファイラー DLL が登録されると、.NET Framework アプリケーションは共通言語ランタイムの初期化処理の過程でプロセスにプロファイラー DLL をロード...

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SelectObject 関数利用時の注意事項

こんにちは、Japan Developer Support Core チームです。 今回は、アプリケーションで GDI を利用する際に注意していただきたいことをご案内します。2021 年 3 月 以降の更新プログラムを適用すると GDI 関連の処理が厳格化され、以前動作していた特定のコード(例:プリンターに画像を出力する)が失敗するようになりましたので、以下に該当される場合にはアプリケーションの修正をお願いします。 詳細情報SelectObject 関数で デバイス コンテキスト (Device Context、以下 DC) に デバイス依存ビットマップ (Device-Dependent Bitmap、以下 DDB) を設定する場合は、DCと DDB が適切に対応するよう、デバイスに対応する DC から生成したメモリDCに対し、同様にデバイスに対応する DC を指定して CreateCo...

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.NET Framework 4.5.2、4.6、4.6.1 のサポート終了予定について

こんにちは、Japan Developer Support Core チームです。2022 年 4 月 26 日をもって .NET Framework 4.5.2、4.6、4.6.1 のサポートが終了することとなり、これ以降は、これらのバージョンの .NET Framework に対して、セキュリティ更新を含む修正や、技術サポートは提供されなくなります。これらのバージョンの .NET Framework をご利用のお客様は、お早めに、サポートされた新しいバージョンへの移行をご検討くださいますようお願いいたします。 対象 .NET Framework 4.5.2 .NET Framework 4.6 .NET Framework 4.6.1 ※ ただし、Windows 10 Enterprise LTSC 2015 上でご利用の .NET Framework 4.6 については...

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